ジャコ・パストリアスが、悲劇的な最後を遂げてから
30年以上の時間が経過しているが、
ジャコのベース・プレイを見ることができるDVDが
発売されているほか、映画が公開されている。
大学生当時から、動くジャコを見たことがなかったが、
DVDで見ることができて、一ファンとして見逃せない。
新宿の映画館で、同年代のファンがいることが分かり、
画像作品の情報を共有したく、記事にします。
ウェザー・リポート参加直後の25歳の雄姿
「ライブ・アット・モントルー1976」は、
1976年、モントルーでのライヴ映像を収めた作品。
ジャコは、ウェザー・リポートに正式加入してから3か月しか経っていない。
ジョー・ザヴィヌル(kb)、ウェイン・ショーター(ts.ss)といった
ベテラン・ミュージシャンに交じって、このとき弱冠25歳。
しかし、圧倒的な存在感を放っている。
見どころ
ジャコ作曲の「バーバリー・コースト」では、その特徴あるベース・トーンで始まり、
途中からテンポ・チェンジしてからは、歯切れのよい16ビートで、
次から次へと追いかけてくるような演奏は見事。
ドラム、パーカッション、ベースが、ラストにかけて最高潮に走りぬく。
「キャノン・ボール」では、イントロのジャコの柔らかく温かい音色のベースに
うっとりとするような感動を覚える。
とても30年以上前の音楽とは思えない躍動感があり、ジャコの若いエネルギーを感じる。
ファンとしては最高のDVD作品だ。
コメント